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ネクストジェン、協和エクシオとの協業によるローカル5G導入コンサルティングを提供

 株式会社ネクストジェンは19日、株式会社協和エクシオと協業し、ローカル5G導入のコンサルティングサービスを提供すると発表した。

 ネクストジェンでは、2017年2月に協和エクシオとの資本業務提携を行い、2019年12月には資本業務提携を強化・拡充しており、ローカル5G施策は両社の強みを活かせる分野であり、注力する取り組みの一つだと説明。今回の協業により、ローカル5G導入において企業や自治体が抱える各種課題を解決するとしている。

 ローカル5G導入の課題としては、Wi-Fiなどと違い無線免許が必要であり、免許取得および維持のためには国家資格が必要であることや、免許取得や機器調達など導入・運用までのステップやスケジュールが不明確であること、目的実現に対するローカル5G導入の妥当性の判断や、ローカル5G内の各種技術方式の選択が困難であることなどを挙げている。

 コンサルティングサービスでは、ローカル5GやWi-Fi 6、プライベートLTEなど、顧客にとって現在必要な機能や将来構想から最適なネットワークを提案。また、ローカル5Gの実証実験を検討する顧客向けに、評価内容、スケジュールなどの作成からプロジェクトマネジメントと評価を実施するとともに、ローカル5G電波免許の申請から取得、利用機器の登録点検などをサポートする。

 ネクストジェンは、ローカル5Gを活用した実証実験への参画経験や、通信事業者のコアシステムの構築、運用での実績、国内外のモバイルキャリアの通信システムのセキュリティ診断サービスおよびコンサルティングにおいて2007年以来のべ50社、270件以上の実績を有すると説明。また、海外の通信ソフトウェアベンダーの代理店として国内仕様へのローカライズ、インテグレーションの実績を持ち、自社開発によるソフトウェア製品および開発、検証、保守体制に加え、無線やバックホールの導入経験を持つ協和エクシオとの協業体制が強みだとしている。

 コンサルティングサービスの価格は150万円(税別)から。ネクストジェンでは、2020年度には10社程度のコンサルティングを予定する。