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TOKAI COMとゼンリンデータコム、MaaS領域を中心とした事業展開で業務提携

 株式会社TOKAIコミュニケーションズ(以下、TOKAI COM)と株式会社ゼンリンデータコムは12日、MaaS(Mobility as a Service)領域を中心とした事業展開に関する戦略的な業務提携について覚書を締結したと発表した。

 TOKAI COMは、ネットワーク、データセンター、システム開発を提供するワンストップサービス企業として、個人向けから法人向けまで情報通信分野のサービスを展開している。一方、ゼンリンデータコムは、スマートフォンやカーナビ、PCなどのさまざまな情報端末向けに、地図情報をベースとしたソリューションやナビゲーションサービスを提供している。

 両社は以前より、TOKAI COMのクラウド領域における技術力を活用し、ゼンリンデータコムの情報コンテンツサービスなどのサービス基盤のフルクラウド化やクラウドを活用した新サービスの開発に向けて相互協力してきた。今回、これまでのパートナーシップに加え、相互の得意領域を最大限に活用して、事業領域の拡大・拡充やMaaS領域における新たなビジネスの構築を図り、両社および両社のグループのさらなる収益拡大と持続的成長を目指すために、戦略的な業務提携について合意したとしている。

 業務提携では、MaaSビジネスの共同検討として、TOKAIグループが顧客とのコミュニケーションにより蓄積した独自のデータマネジメントプラットフォーム「D-sapiens」と、ゼンリンデータコムの位置情報提供プラットフォームを連携。これにより、位置情報、行動情報を蓄積し、AIなど最新のテクノロジーを活用して分析する仕組みを構築し、移動全般に関するマーケティングデータや時間帯、エリアなどの諸条件にひも付く移動手段などに関する需要予測データを生成する。

 これらの活動により、TOKAI COMとゼンリンデータコムは、人、自動車、公共交通、その他二次交通も含めた新たな価値のある幅広いデータを蓄積し、各移動ジャンルにおける企業との提携にも積極的に取り組むことで、自治体、または交通事業者やMaaSオペレーターが真に活用できるMaaSプラットフォームの構築とソリューションの提供を推進するとしている。

 その他の協業検討としては、TOKAIグループのガス、アクア、CATVなどのコンシューマー向け営業や配送業務において、ゼンリンデータコムが運用する地図データベース、ルート探索機能、検索データを活用したサービスの提供を受けることで、グループ全体の移動、配送業務の効率化と生産性向上を図る。

 また、ゼンリンデータコムは、ITインフラのフルクラウド化など、提供サービスのクラウドでの運用を進めており、TOKAI COMはこれまでもゼンリンデータコムのパートナーとして同社のAmazon Web Services(AWS)移行支援、AWSへの接続サービスの提供、Amazon Alexaのスキル開発支援を行っていたが、これらの協業を今後一層加速させるとしている。