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富士通、エンタープライズ領域のアジャイル推進に向け米Scaled Agileとパートナーシップ契約を締結

 富士通株式会社は1日、大規模システム開発へのアジャイル適用ニーズに対応するため、米Scaled Agile(以下、SAI)とパートナーシップ契約「Gold Transformation Partner」を締結することで合意したと発表した。富士通では今後、日本を皮切りに、グローバルに順次サービス提供を開始する。

 富士通では、今回の契約は、SAIが開発した大規模アジャイル開発のフレームワーク「Scaled Agile Framework(以下、SAFe)」の認定コンサルタントが5名以上在籍し、顧客のビジネス変革に向けてSAFe導入を変革パートナーとして支援できる企業のみが取得できるという特徴があると説明。また、Gold Transformation Partnerとなることで、SAIのSAFeスペシャリストによるコンサルティングサポートを受けることができるため、より高度な導入支援を顧客に提供できるとしている。

 Scaled Agile Frameworkは、SAIが開発した、経営、事業から開発層レベルでの企業改革を支援する大規模アジャイルフレームワークで、グローバルに高い採用実績を持つ。

 同契約に基づき、富士通はこれまで培ってきた基幹系システムにおける実践知とSAFeを融合させた、大規模アジャイル適用サービスを顧客向けに提供すると説明。また、2020年9月からSAFeの教育プログラムを顧客やパートナー企業へ提供することで、大規模アジャイルの普及を図り、顧客のデジタルトランスフォーメーションを支援していくとしている。