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ぷらっとホーム、手軽にVPNを導入できる「PacketiX VPNアプライアンス」をリニューアル
2020年5月29日 15:50
ぷらっとホーム株式会社は29日、2013年より販売してきたVPNアプライアンス「EasyBlocks PacketiX(パケティックス) VPN アプライアンス」をリニューアル販売すると発表した。新モデルは5月29日より販売開始する。
「EasyBlocks PacketiX VPNアプライアンス」は、IPsec VPNの柔軟性とSSL-VPNのネットワーク透過性とを併せ持つ「PacketiX VPN」技術を搭載したVPNアプライアンス。PacketiX VPNプロトコルは、通常のHTTPS通信と同様の手順で通信を確立するため、既存のファイアウォールやプロキシサーバー、NATの大半を通過できるため、管理者はファイアウォールに穴を開けたり、ルーターの設定変更を行ったりせずに導入できるという。
また、レイヤ2(イーサネット)を仮想化しているので、既存のネットワーク内にいるような感覚でプリンタ検索ができるなど、イーサネットで扱える全プロトコルに対応しているとのこと。加えてL2TP/IPsecにも対応しており、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンとのVPN接続も、専用ソフトウェアのインストールなしに接続できるとした。
ネットワークなどの基本設定は、Webインターフェイスによって簡単に行えるほか、企業のシステム管理者向け「簡易インストーラ作成ウィザード」を使用すれば、あらかじめ指定した接続設定ファイルを埋め込んだVPNクライアントのインストーラを作成可能。これをユーザーに対して配布することにより、ユーザー側での容易な導入も実現している。
ネットワークインターフェイスは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×4ポートを搭載。なお、ネットワークアプライアンス「EasyBlocks」の特長である、堅牢性・高耐久性・扱いやすさはそのまま受け継いでいるとのことだ。
新モデルの市場想定価格(税別)は、30クライアント・1拠点接続に利用できる小規模企業向けの「Standard Edition」が24万8000円から。100クライアント・3拠点接続に利用できる中規模企業向けの「Professional Edition」が34万8000円から。300クライアント・9拠点接続に利用できる大規模企業向けの「Enterprise Edition」が74万8000円からとなっている。
なお、「EasyBlocks PacketiX VPN アプライアンス」の旧モデルは、新モデルの発売をもって販売を終了する。