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NTTデータ、データ管理高度化をトータルでサポートする新ブランド「Abler」を創設

 株式会社NTTデータは20日、データ管理の高度化においてデータ整備・データ分析活用業務のトータルでのサポートを可能とする新ブランド「Abler(エーブラー)」を創設し、サービス提供を開始した。

 Ablerは、データを「溜める、探す、見せる」といった従来の活用だけではなく、「分かる」までをサポートするサービス。「分かる」とは、人が持つ知識を概念体系として整理し、データモデル化することで、関連の定義やナレッジの拡張を可能にする「オントロジー」や、データにメタデータの関係(主語・述語・目的語)をひも付け、意味を持つデータにする「セマンティック」といった各種要素技術を組み合わせ、機械による人間と同程度のデータ解釈を可能とすることを指す。

 これにより、従来はデータ整備などの事前準備時間がデータ利用に至るまでの作業のうち5割以上を占めていたが、Ablerを活用することで、データ整備にかかる時間を大幅に短縮できるとしている。

Ablerのコンセプト

 また、オントロジー/セマンティック技術を活用し、ナレッジグラフを構築することで、データの“意味理解”が実現でき、これまで機械処理の対象にできなかったデータのビジネスや業務活用が可能となり、データの意味を機械同士が理解し、データ交換にかかる人間の作業を削減できるとしている。

 NTTデータでは、これまで提供してきた「iCrawler」「Customer Engagement Hub」「iTreasure」などのソリューションについても、Ablerとしてブランド統合して提供。今後は、最新テクノロジーの研究・活用を積極的に推進し、Ablerで提供可能なサービス/ソリューションのラインアップを継続的に拡充するとしている。