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弁護士ドットコム、契約管理業務をAIにより自動化する「クラウドサインAI」を今夏提供

 弁護士ドットコム株式会社は11日、ウェブ完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」について、契約書データを自動で読み取り管理できる新機能「クラウドサインAI」を2020年夏に提供開始すると発表した。

 クラウドサインは、契約作業をパソコンだけで完結できるウェブ完結型クラウド契約サービス。すべてがクラウド上で完結するため、契約締結のスピード化を実現し、郵送代・紙代・インク代、印紙代を不要とし、コスト削減も可能とする。

 新機能のクラウドサインAIでは、Sansan株式会社が提供する契約書データ化ソリューション「Contract One」における契約書データ化技術を活用。クラウドサインでの契約締結後に、契約締結先の企業名・契約開始日・終了日・取引金額・自動更新の有無など、8項目にわたる契約情報を自動で判別し、その情報がクラウドサイン上に記入・表示されるようになる。また、紙で締結した書類も、スキャンしたPDFファイルをクラウドサイン上にアップロードすることで同様に自動で情報記入され、契約管理業務をAIによる自動化が実現する。

 これにより、クラウドサインが提供してきた契約業務における押印や書類の電子化に加えて、スムーズなデータ共有を可能にする。たとえば、営業部門が締結した契約金額を、経理部門が簡単に把握できるようになるなど、内部統制の強化にも繋がる。さらに、Excelの更新や管理スペースなど、手間やコストがかかるアナログな業務からの解放とセキュアな管理を同時に実現するとしている。

 弁護士ドットコムでは、クラウドサインAIの正式公開に向け、クラウドサインのユーザーを対象にとしてモニター企業を募集する。