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NECネッツエスアイ、電子署名による合意・契約プラットフォーム「DocuSign Agreement Cloud」を提供
2020年5月11日 12:19
NECネッツエスアイ株式会社は11日、米DocuSignの合意・契約プラットフォーム「DocuSign Agreement Cloud」の提供を開始した。
DocuSign Agreement Cloudは、書面の準備、署名・押印、承認、管理など一連のプロセスをクラウド上で行えるプラットフォーム。その中の電子署名ソリューション「DocuSign eSignature」は、180か国以上で56万社以上の企業に利用されている。
NECネッツエスアイでは、在宅勤務やテレワークなど多様な働き方が広がる一方で、承認や押印が紙文書で行われているために、ペーパーレス化が進まない、特定の部門や担当者が対応のために出社しなければいけない、という課題が浮き彫りになってきたと説明。DocuSign eSignatureは、時間、場所、デバイスに関係なく利用ができるため、こうした課題を解消するとともに、メール/郵送でのやり取りを削減し、ビジネススピードを加速させるだけではなく、印紙代や輸送費の節約にも貢献するとしている。
なお、NECネッツエスアイではDocuSign Agreement Cloudの提供に先立ち、プロセス改善の一環として調達部門で導入、社内ワークフローと連携の上、年間約8000件ある取引先との契約書類のペーパーレス化を始めた。従来、2~3週間の期間を要していた契約処理が1~2日に短縮し、印紙代を年間約130万円削減できたため、全社導入に向けての準備を進めているという。
サービスメニューとしては、コストを抑えて導入したい企業向けの「セルフ導入プラン」、導入支援のサポートも提供する「プチ安心導入プラン」、システム連携やペーパーレス全般の課題を解決したい企業向けの「安心導入プラン」を提供する。DocuSign eSignetureのライセンス料は、Standard Editionが1件あたり387円から、Business Pro Editionが1件あたり608円から、Enterprise Pro Editionが1件あたり994円から。最低契約件数は500件。
NECネッツエスアイでは、DocuSignを含めた文書管理関連のソリューションで、2022年度までに累計売上10億円を目指す。