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東陽テクニカ、セキュリティ/アプリケーションテスタ「Spirent C200アプライアンス」を発売

 株式会社東陽テクニカは、米Spirent Communicationsのセキュリティ/アプリケーションテスタ「Spirent C200アプライアンス」を24日に販売開始する。

 Spirent C200アプライアンスは、実際のトラフィックを再現した通信をすることで、ファイアウォールやIPS(不正侵入防止装置)などのネットワーク機器の性能試験を行うことができるソフトウェア機能「Spirent CyberFlood」を搭載した試験装置。悪意のあるパケットを含むトラフィックを再現したセキュリティ試験や、動画配信サービス、オンラインストレージなどのウェブアプリケーションのトラフィックを再現したパフォーマンス試験などを行うことができる。

試験構成

 また、ネットワークセキュリティソリューションの性能評価・測定やベストプラクティスのためのガイドラインやオープンスタンダードを開発、提供している非営利団体「NetSecOPEN」の試験テンプレートに対応した試験を標準で行える。NetSecOPENは、品質を担保するための統一的な試験基準による試験テンプレートを作成して公開し、これに沿った試験実施を推奨しており、大手ネットワークセキュリティ機器ベンダーもこの試験テンプレートに沿った試験結果を公開している。

 Spirent C200アプライアンスは、NetSecOPEN試験テンプレートの最新ドラフトバージョンに沿った試験を標準で行うことができ、ネットワークセキュリティソリューションの品質と信頼性の向上に貢献する。

 性能面では、Spirent C200アプライアンスは下位モデルと比較してCPUの増強(コア数の15%増加)やHTTPS通信の処理機能の強化(約2倍)が施されており、負荷の高い、暗号化された通信を使っての試験に適している。また、攻撃のためのパケットを含んだトラフィックの再現も可能なため、マルウェアやDDoS、Fuzzingなどのセキュリティ試験を行うことができる。