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BoxとMicrosoft Teamsが連携強化、アプリを行き来せずにBox内のコンテンツ共有が可能

 株式会社Box Japanは22日、BoxとMicrosoft Teamsの新たな統合機能「Box for Microsoft Teams」を提供すると発表した。アプリ間を行き来せずに

 Box for Microsoft Teamsは、Microsoft Teamsのインターフェイスから、Boxに保存されたコンテンツを利用できるようにするための公式アプリケーション。強化された新たな統合機能では、ユーザーがひんぱんに利用するコンテンツへのアクセスと、そのコンテンツを介した共同作業を効率的に行えるように設計されているとのことで、Boxの操作性をMicrosoft Teams上でシームレスに再現するためのさまざまな機能を実装しているため、両アプリケーション間の切り替えを不要にし、円滑なチームコラボレーションと生産性の向上を実現するとしている。

 具体的には、Boxのコンテンツをシームレスにチャネルやチャットで共有したり、ローカルのファイルをチャネルとそのチャネルに関連付けられたBoxフォルダにアップロードしたりすることが可能。Microsoft Teamsのコンテンツカードから、関連付けられたBox上の共有ファイルをプレビューする機能も搭載された。

 さらに、チャネルに関連付けられたすべてのBoxコンテンツ用に統合ビューを提供し、ファイルのプレビューやダウンロードを行えるようにしている。

 なお、これらの統合機能は、デスクトップ版とWEB版のMicrosoft Teamsクライアントだけでなく、iOS/AndroidのMicrosoft Teamsアプリにも対応しており、Boxファイルのアップロードや共有が可能とのこと。

 一方で管理者用の機能向上も図られた。管理者向けの設定項目が複数追加されたことにより、組織全体を対象としたこの統合機能の展開・保守を容易に実施できるという。具体的には、全ユーザーに対する展開と、各ユーザーに対するアクセス権限付与を容易にする集中制御に対応。また、既存・新規のチャネルに関連付けられたBoxフォルダを自動作成する機能や、チャネルおよびそのチャネルに対応するBoxフォルダの権限を自動的にマッピングする機能などを搭載している。