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CTC、業務マニュアルなどのVR教材作成ソリューション「ファストVR」を提供

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は14日、株式会社クリーク・アンド・リバーが開発した、技能継承や現場訓練、業務マニュアルなどのVR教材を簡単に素早く作成できるVR教育ソリューション「ファストVR」の取り扱いを開始した。

 ファストVRは、VR動画の編集や配信、視聴管理の機能を備えたVRプラットフォーム。VRコンテンツを短時間で手軽に作成でき、技能継承や現場訓練、業務マニュアルなどのコンテンツを安価で用意できる。

 ソリューションは、ユーザーが市販の360°カメラで撮影した動画をVRコンテンツに編集するアプリケーション「ファストVRエディター」と、VR視聴のためのアプリケーション「ファストVRプレイヤー」、タブレットなどにインストールしてVRゴーグルを同時に複数台コントロールする「ファストVRコントローラー」から構成される。

施工現場を360度カメラで撮影し、アノテーション設定機能で教材化
VR動画の編集画面

 CTCでは、ファストVRの提供に加え、導入に伴う設計やコンサルティング、各種設定サービスを提供する。また、CTCでは、タブレットやスマートグラス、ウェアラブル端末などのさまざまなデバイスに対応し、現場作業を遠隔から支援するARプラットフォーム「Atheer」を既に提供しており、ユーザー企業はファストVRとAtheerを相互に組み合わせて提供することで、現場と教育のさらなる連携を図れるとしている。

 ファストVRの価格は、年額150万円(税別)から。CTCでは、工場を持つ製造業やフィールドエンジニアを抱えるサービス業などを中心に展開し、3年間で3億円の売上を目指す。