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TMI P&Sとクニエ、平時・有事を問わないインシデントリスクマネジメントサービスを一元的に提供

 TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング株式会社(以下、TMI P&S)と株式会社クニエは1日、インシデントリスクマネジメント分野で協業すると発表した。両社では、多数の不正調査やeDiscovery支援で培った経験と、弁護士が持つ法的知見を融合させ、平時・有事を問わない、ワンストップでのインシデントリスクマネジメントサービスを提供するという。

 TMI P&Sは、TMI総合法律事務所が設立したコンサルティング企業。TMI総合法律事務所が持つ法的・技術的知見と、データ活用、セキュリティの最新テクノロジー・知見を融合することにより、データ利活用およびサイバーセキュリティ対応支援など行っている。

 一方のクニエは、NTTデータグループのビジネスコンサルティング企業で、経営戦略・企業変革を支援するコンサルティングサービスなどを提供してきた。

 今回は両社が協業することにより、実務と法務、双方の観点に基づいたインシデントリスクマネジメントをワンストップで支援し、顧客企業の健全な事業継続維持に寄与するとした。

 具体的には、リスクマネジメントと業務効率化を実現する電子データおよび紙文書の管理体制構築、不正行為発生の抑止と早期発見を実現するソリューション提供、また、それに伴う各種規定類やITシステムのリスクアセスメントなどの平時対応から、調査委員会および訴訟対応に関する有事対応までをトータルにサポートするとしている。

 顧客企業は、このサービスを利用することで、これまで気付いていなかった潜在リスクの洗い出しとその抑止・改善、さらには、万一有事に発展した際の効果的な事前準備を行え、包括的なインシデントリスクマネジメント機能の強化、電子データと紙文書(電子化を含む)に関する管理体制強化によって、業務効率化も実現するとのことだ。