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仮想デスクトップなどのテレワーク環境をクラウド上に構築、アセンテックの「Resalio DaaS SS」

 アセンテック株式会社は5日、GMOインターネット株式会社の協業により、中小規模事業者向けのテレワークサブスクリプションサービス「Resalio DaaS SS」を提供すると発表した。半日程度でイントラネットをクラウド上に構築し、仮想デスクトップ環境を利用できるという。

 Resalio DaaS SSは、ネットワーク機能や共有ファイルサーバー、ドメインコントローラ、セキュアゲートウェイ、仮想デスクトップをクラウド上に構築できるサービス
ユーザー企業は、シンクライアント、PC、スマートデバイスなどの端末とインターネットアクセス環境を用意するだけで、テレワークのためのインフラ環境を利用可能になるという。

 管理用ツール「管理マネージャ」が標準で提供されているので、企業の管理者は、Webブラウザから仮想ITリソースを容易にコントロール可能。仮想デスクトップは1~30台を作成でき、必要に応じてマシンスペックやユーザー数の変更を容易に行えるとした。

 また、VPNによって既存システムと連携し、現有ファイルサーバーへのアクセス、現有プリンタへの出力などを行うことも可能とのこと。

 基本構成では、プライベートネットワーク、セキュアゲートウェイ(1拠点とのIPsec-VPNサービス付)、認証サーバー兼ファイルサーバー(500GB SSD、3世代自動バックアップ機能付)、管理マネージャが提供され、価格(以下、すべて税別)は月額3万9800円。

 仮想デスクトップの価格は仕様によって異なるが、例として、CPU2コア、1GBメモリ、50GBディスク、Windows 10相当(Windows Server 2019のデスクトップ版仕様)で1台あたり月額2480円。3月末にはLinux(Ubuntu)デスクトップも利用可能になる。

 なお、Resalio DaaS SSはクレジット決済のみに対応しているとのことだ。