テレビ北海道と北海道総合通信網、プライベートクラウド上での4K・2K編集などに関する実証実験を開始

　株式会社テレビ北海道（以下、TVh）と北海道総合通信網株式会社（以下、HOTnet）は28日、共同でプライベートクラウド上での4K・2K編集などに関する実証実験を開始したと発表した。

　実証実験では、HOTnetの「S.T.E.P 札幌データセンター」内のプライベートクラウドサービスの仮想マシンにTVhの編集機ソフトを構築し、セキュリティが確保された高速かつ低遅延なイーサネット回線を用いてTVh本社などからリモートデスクトップで接続および編集作業を行う。コンテンツや作業内容の種別に応じて仮想マシンの仮想リソース（CPU、メモリー、ストレージ）を柔軟に変更させて物理リソースを効率的に利用できる放送番組制作システムを実証する。

　TVhとHOTnetでは、放送局においてコンテンツの多様化への対応を行うために、高速かつ大容量の放送番組システムを効率的に確保しなければならない状況となっていると説明。今回の実証実験の結果から、プライベートクラウドを活用した放送番組制作システムの構築に取り組んでいくとしている。