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フォーティネット、中小規模企業向けのSD-WANアプライアンス「FortiGate 40F」を発表

 米Fortinet(以下、フォーティネット)は6日、中小規模企業向けの新しいセキュアSD-WANアプライアンス「FortiGate 40F」を発表した。

 FortiGate 40Fは、独自設計のSoC4 SD-WAN ASICの採用により、ファイアウォールスループットは5Gbps、IPsec VPNは4.4Gbpsなど高いパフォーマンスを備えつつ、省スペース・ファンレス設計を実現した、大規模企業の支社や中小規模企業などに適したデスクトップ型セキュリティ/SD-WANアプライアンス。

 小さなフットプリントの拠点を数多く構え、ITスタッフも限られている分散型の大規模組織などがFortiGate 40Fを導入することで、統合型のセキュリティとSD-WANを数分で展開でき、Office 365をはじめとするSaaSアプリケーションの可視性とユーザーエクスペリエンスを改善する。

FortiGate 40F

 LTEまたはWi-Fiの内蔵オプションが選択でき、スペースに制約のある拠点ではWi-Fi内蔵モデルの導入により、SD-WANの利点をLANおよび無線LANへ拡張することが可能。障害の発生がビジネスに大きな影響を及ぼすモバイルやリモート環境の拠点では、LTE内蔵モデルの導入によりWAN接続のオプションを追加し、サービスの継続性と柔軟なフェイルオーバー機能を確保できる。

 また、FortiGateセキュアSD-WANアプライアンスは、フォーティネットのFabric Management Center(ファブリック管理センター)によって管理されており、企業組織に配備されているセキュアSD-WANの一元的な管理と分析が可能になる。これにより、ITスタッフや人的リソースに制約がある中小規模の企業などは、ゼロタッチ展開と構成のメリットを享受でき、同時に分散型のエンタープライズは支社拠点での展開において、動作実証済みの構成およびビジネスポリシーの複製により時間の節約と展開の簡素化が可能になり、SD-WANの配備に要する時間が数カ月から数日へと大幅に短縮されるとしている。