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ISID、企業のDXに向けたAI活用を支援する「AIトランスフォーメーションセンター」を設置

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は10日、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けたAI活用を支援することを目的として、同社のAI人材と知見を集約した横断組織「AIトランスフォーメーションセンター」を設置したと発表した。

 ISIDでは、企業におけるDXの進展に伴って、多くの企業がAIを活用した事業創出や業務革新を本格化させているといった環境変化に応えるため、2016年に設置したAI専任組織を中核に、製造業の設計開発をはじめとした領域において、業務ごとの特性に応じた最適なAIソリューションの開発や適用支援を行ってきた。

 これまでに、時系列データを利用した動作予測や予兆検知サービス、深層強化学習で機械制御を最適化していくためのAIモデル構築や因果分析サービスなど、製造業を中心に100を超えるAIプロジェクトの推進実績を有しているという。

 ISIDでは、AIトランスフォーメーションセンターの設置は、こうした取り組みをより一層加速させるもので、社内のAI人材と知見を集約し、全事業領域における顧客企業に対する付加価値の最大化を目的としていると説明。AIトランスフォーメーションセンターの主な役割として、1)顧客ビジネス課題解決のためのAI製品企画・開発、2)最新AI関連技術・リソースの集約およびAIスタートアップ企業・学術機関等との連携強化、3)幅広い業種に対するAIサービス提供のための全社横断サポート、4)顧客企業の社内AI人材育成支援――の4点を挙げている。