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パークフル、オンラインで公園をレンタル可能なシステムを開発 芦屋市と実証実験を開始

 株式会社パークフルと芦屋市道路・公園課は20日、芦屋市内の公園の活性化を目指し、公園レンタルのクラウドサービスの実証実験を行うと発表した。芦屋市内の全公園(計145カ所)がレンタルの対象となり、期間は1月21日から3月31日まで。

 一般的に、公園は自治体から占有使用許可などを得ることでレンタル利用することができるという。しかし、いざ公園をレンタル利用しようとしても、自治体から許可を得るための手続きには多くの手間と時間がかかるため、利用までのハードルが高いという問題があったほか、自治体の職員側でも、書類の手続き処理や窓口での対応を行う必要が生じ、業務の負荷軽減が課題だったとのこと。

 そこで今回、パークフルでは、公園レンタルの手続きをオンライン化し、時間や場所にとらわれず申請できるようにすることで、公園利用のハードルを下げられると判断。自社の公園情報プラットフォーム「PARKFUL」を使って、公園レンタルにかかわる各種申請のオンライン化を可能にした。

 また、自治体にもオンラインで申請情報が共有されるため、手続き処理が効率化され職員の業務負荷軽減にも役立つと考え、芦屋市との実証実験に至ったとのこと。

 芦屋市内の公園は住宅地にある小さな公園が多く、現状、それらの公園が十分に活用されているとはいえないとのことで、芦屋市では、この取り組みにより、公園の占用使用をさらに推進したい考えだ。