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Darktrace、メールの真偽をAIが自動識別する「Antigena Email」を主要なメールシステムに拡張

 米国と英国に本社を持つセキュリティベンダーのDarktraceは8日、メールの真偽をAIが自動識別する「Antigena Email」のカバー範囲を、従来のOffice 365から、G SuiteやMicrosoft Exchangeを含む主要なメールシステムに拡張すると発表した。

 Antigena Emailは、メールにおける人間のコミュニケーションの定常パターンを機械学習することで、アカウントハイジャックやメールスプーフィング、標的型メール攻撃に自動対処する製品。

 Darktraceでは、同社のAIは組織の多様なデジタルインフラにおけるユーザーの通常の挙動を理解し続けることで、ユーザーのネットワーク上の通信パターンとメールコミュニケーションにおける閲覧行動、組織に属する個人のアイデンティティに関するさまざまな指標を関連付けると説明。これらのリッチデータを駆使することで、Antigenaはトラフィックのみを解析する従来のツールをすり抜けるサプライチェーン攻撃やアカウントハイジャック、AIによる攻撃など、高度なメールベースの脅威に対して迅速かつ正確に対処できるとしている。