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NVC、AIを活用したDarktraceのサイバー脅威対策製品を販売

 株式会社ネットワークバリューコンポネンツ(以下、NVC)は20日、米Darktraceと国内販売代理店契約を締結し、同社のサイバー脅威対策製品の販売を開始すると発表した。

 Darktraceの脅威対策製品である「Enterprise Immune System」は、ケンブリッジ大学で開発された高度な人工知能のアルゴリズムをベースにしたシステム。各ユーザーの正常な挙動パターンを自己学習し、そのパターンに対する微妙な異常値を検出することで、マルウェアなどに乗っ取られた異常な振る舞いや、悪意のあるインサイダー (内部利用者) 行為を自動的に可視化し、サイバー攻撃や内部不正による情報漏えいの可能性をリアルタイムに検知する。

 高度な脅威検知機能により、ルールやシグネチャーに依存せず、未知のサイバー攻撃にも対応が可能。リアルタイムに機能し、脅威の出現と同時にアラートを提供する。可視化プラットフォームにより脅威を直感的に分析、調査することが可能。アプライアンス型で提供されるため、導入作業が簡単といった特徴を持つ。

 NVCでは、ゲートウェイ系のセキュリティツールおよびエンドポイントセキュリティ製品を補完する検知ツールとして、製品の必要性を評価し、販売代理店契約の締結に至ったと説明。官公庁、金融機関、製造業、流通業、研究機関などを対象に製品を販売する。