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SAP、「SAP Cloud Platform」をMicrosoft Azureの東日本リージョンで提供

 SAPジャパン株式会社は7日、SAP HANAをベースとしたPaaS「SAP Cloud Platform」を、日本マイクロソフト株式会社が提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」の東日本リージョンで提供を開始した。

 SAPでは、SAP Cloud PlatformがMicrosoft Azureの東日本リージョンで提供されることにより、顧客はSAP ERPのオンプレミスエディションからSAP S/4HANAにシンプルに移行できるようになると説明。コラボレーティブなサポートモデルにより、シンプルな解決策を提供し、Microsoft AzureとSAP Cloud Platformの統合サポートモデルにより、スムーズな移行とコミュニケーションの改善を図るとしている。

 また、SAPジャパン、日本マイクロソフト、システムインテグレーターパートナーが共同でデジタルエンタープライズへのロードマップを策定して提供する。これには、顧客に応じた推奨ソリューションとリファレンスアーキテクチャーが含まれ、SAPジャパン、日本マイクロソフト、システムインテグレーターの製品、サービス、プラクティスを調和させた業種別アプローチを提供するとしている。

 SAPでは、今回の提携はSAPとマイクロソフトが2019年10月に発表した広範囲な提携プログラムを日本市場において実施するもので、これによりMicrosoft AzureでのSAP S/4HANAおよびSAP Cloud Platformの導入を加速し、コンセプト化から販売に至るまで、よりシンプル化されたカスタマージャーニーの提供を目指すとしている。