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RPAを用いて申請不備のチェック作業を自動化、アシストが新ソリューションを提供

 株式会社アシストは4日、エンタープライズRPA「AEDAN(Ashisuto Enterprise Decision AutomatioN、えいだん)」を利用した「申請不備チェックソリューション」を提供開始すると発表した。

 「AEDAN」は、同社が提供する米Progress SoftwareのルールベースAI「Progress Corticon」を中核としたRPAソリューション。人間が行う情報の処理は「情報取得」「情報分析」「意思決定(行動選定)」「行動実行」に分類できるとのことで、AEDANでは、この4つのステージモデルごとに最適なツールを使い分け、業務フロー全体を自動化しているという。

 今回提供する「申請不備チェックソリューション」は、文字通り、申請不備のチェックを自動化するソリューション。申請内容の不備チェックや内容を精査する業務には、一定のルールに基づく判断が必要となるが、同ソリューションでは、データ化された申請情報に対してProgress Corticonがチェックルールに基づいた判断を自動的に行ってくれる。

 またデータ連携ツール「DataSpider Servista」により、データ化された申請情報をProgress Corticonが判断しやすいように加工したり、RPAツールがシステムに登録しやすい形式へデータ加工したり、といった作業を実施するとのこと。

 アシストでは、昨今、書類による申請受付業務をAI-OCRやRPAツールで自動化するケースは多くなっているものの、その対象範囲は書類記載内容のデータ化や、PCからシステムへの自動登録などにとどまっており、不備チェックは依然として手作業で行っている企業が多いと指摘。

 こうした企業において、「AEDAN」を導入し、業務の自動化を申請業務全般に広げることで、手作業の大幅な軽減と、1件ごとの処理時間の短縮が可能になるとアピールしている。