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NTT東西、同一都道府県内の2拠点間を10Gbps~100Gbpsの広帯域ネットワークで接続する「高速広帯域アクセスサービス」を提供

 東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)と西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)は28日、新たに10Gbps/100Gbpsの広帯域なネットワークを実現する法人向けサービス「高速広帯域アクセスサービス」を12月2日に提供開始すると発表した。

 高速広帯域アクセスサービスは、同一都道府県内の2拠点間を「Point to Point」で接続することで、高速・大容量な帯域保証型の通信を低コストで実現する通信サービス。

 10Gbpsから100Gbpsまで、利用用途に合わせて柔軟にネットワーク帯域のメニューを選択でき、回線単位で専有する帯域保証型通信で、他のトラフィックの影響を受けずに通信が可能。顧客回線単位で常時監視し、故障発生時には顧客への迅速な通知と復旧対応を24時間365日で実施する。

「高速広帯域アクセスサービス」サービス提供イメージ

 NTT東西では、近年、クラウド利用の増加やシステムのデータセンター移行などによる通信トラフィック増加により、回線の広帯域化ニーズが高まっており、そのニーズに応えるため、高速広帯域アクセスサービスを提供するとしている。

 提供メニューのうち「タイプ1」は、UNIは1ポートで提供し、10Gbpsと100Gbpsの2品目から選択が可能。10Gbppsのインターフェイスは10GBASE-SR/LRで、月額料金は99万円(税込み)、100Gbpsのインターフェイスは100GBASE-LR4で、月額料金は198万円(税込み)。

 「タイプ2」は、10Gbps単位での提供となり、10Gbpsごとの10Gbps~100Gbpsの10品目から選択が可能。インターフェイスは10GBASE-SR/LRで、30Gbpsの場合はUNI 3ポート(10Gbps×3)となる。月額料金は、10Gbpsが110万円、20Gbpsが121万円、100Gbpsが209万円など。

 両タイプの工事費など(税込み)は、契約料が880円、基本工事費が基本額4950円、交換機等工事費がアクセス回線ごと1100円、サービス回線ごと1100円、回線終端装置工事費が2万9590円。また、両タイプとも、NTT東日本・NTT西日本が設計するルートの収容ビル間距離が35kmを超える場合は、35kmまでごとに提供料金を適用する。