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FRONTEO、記憶媒体をセキュアな環境下で長期保存するサービス「Data Cellar」

 株式会社FRONTEOは20日、データの保全・収集・保管サービス「Data Cellar」を提供開始したと発表した。

 「Data Cellar」は、企業が持つさまざまなデジタルデータが入った電子記憶媒体(HDDなど)を、安全な環境下で長期にわたって保管するサービス。重要なデータを“第三者”が預かることにより、企業内部による改ざんや破壊の心配もなく保管できるという。また、保管する前のデータ保全作業(フォレンジックコピー)にも対応しているため、オリジナルデータと保全すべきデータを安全に保管できるとのこと。

 具体的には、顧客が保有している記憶媒体を、物品管理システムを用いて管理したうえで、FRONTEOが契約している外部倉庫に保管し、顧客の情報資産管理を代行する。具体的には、預かった記憶媒体を帯電防止緩衝材の付いた専用ジュラルミンケースに入れ、GPSや電子ロック付きの専用車で移送するほか、耐震性に優れた建物内で、監視カメラや赤外線センサー、24x7有人警備のもとで保管するとした。

 また、同社が預かっている期間中に不正調査/訴訟対応などでデータが必要になった場合は、速やかにデジタルフォレンジック、eディスカバリに移行可能。記憶媒体の出庫に際しては、プライバシーやセキュリティ、トレーサビリティに配慮した輸送サービスを利用し、首都圏であれば1営業日、首都圏近郊であれば2~3営業日で届けられるという。

 なお入出庫や保管以外に、棚卸しや廃棄にも対応しており、廃棄については、電子破壊や物理破壊を済ませ、データ消去証明書、廃棄証明書を発行することも可能としている。