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SCSK、多段中継によりエリアを拡大できるPicoCELAのアクセスポイントを販売

 SCSK株式会社は12日、無線多段中継により無線LANの接続可能エリアを拡大できる、PicoCELA株式会社の無線LANアクセスポイントを11月から販売開始したと発表した。

 PicoCELAの無線LANアクセスポイントは、LAN配線の工事が困難であった屋外や、高額な工事費により無線LAN構築を諦めていた施設や環境などでの利用を想定した製品。独自の無線多段中継(バックホール方式)により、無線LANアクセスポイント間をLANケーブル無しで接続することで、LANケーブル設置工事コストを削減する。

バックホール無線LAN構成イメージ

 防塵・防水性(IP65・IP67)を備える屋外用デバイスの提供により、屋内・屋外間での無線多段中継ができ、場所を選ばない設置が可能。無線LANアクセスポイントが連携して自律的に最適な中継ネットワークを構成するため、通信ルートを考慮せずに機器増設による拡張が可能となる。

 アクセスポイント製品は、防塵・防水モデルの「PCWL-0410」と、バッテリーを内蔵する「PicoHUB station」の2モデル。

PCWL-0410
PicoHUB station

 オプションとして、遠隔からの維持管理と、PicoCELAデバイスから得られる情報から付加価値サービス(人流解析・アンケート機能・ランディングページなど)を提供するPicoManegerクラウド管理システムを提供する。

 また、アクセスポイント本体にエッジコンピューティング機能を持つため、さまざまなアプリケーションを搭載し、新たなソリューション活用も可能となる。

 SCSKでは、2019年度下期で500セットの販売を目指す。