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NTT Com、「Microsoft Azure Peering Service」に対応したOffice 365などへのセキュアな閉域接続を提供

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は6日、マイクロソフトの「Microsoft Azure Peering Service」に対応した閉域接続サービスを2020年3月末に提供開始すると発表した。

 従来、マイクロソフトでは一部の企業に対して「ExpressRoute」によるOffice 365などへの直接接続機能を提供することで閉域ネットワーク環境の構築に対応してきたが、新たにすべての企業に対して同等の機能を利用可能とするMicrosoft Azure Peering Serviceの提供を決定した。これを受けて、NTT Comでは2020年3月からのMicrosoft Azure Peering Service提供開始に合わせて、同サービスに対応する接続サービスを提供する。

 NTT Comでは、複数クラウドへの接続サービス「Multi-Cloud Connect」と、クラウドサービスやデータセンターへのセキュアな相互接続を可能にする「Flexible InterConnect」において、Microsoft Azure Peering Service接続に対応し、閉域ネットワークでのクラウド利用を実現する。

 また、スムーズな対応の開始に向け、マイクロソフトと連携して試験的な先行導入を実施する。2019年11月から、一部の顧客の協力を得て品質の確認などを行い、本格提供時の品質向上などに活用するとしている。