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富士通、Android搭載ハンディーターミナル「Patio600」を販売開始

 富士通株式会社は31日、富士通フロンテック株式会社が開発した、流通や医療、電力などの業界における現場業務の効率化を実現するAndroid搭載ハンディーターミナル「FUJITSU Handheld Terminal Patio600(以下、Patio600)」の販売を開始した。

 また、Patio600の利用と資産管理をセットとする標準サービスと、技術支援を行うオプションサービスを月額サービス「FUJITSU Retail Solution TeamManage(以下、TeamManage)」として提供する。

Patio600

 Patio600は、発注・検品・照会などの従来業務に加え、音声通話やSNSなどのコミュニケーションツールとしても活用可能なハンディーターミナル。端末にAndroid OSを搭載することで、さまざまなアプリケーションが利用でき、ハンディーターミナルと携帯電話を2台持つ必要がなくなり、利便性が向上する。

 本体には、5.5型IPS液晶を搭載し、一画面でより多くの情報を表示でき、操作性も向上する。機器のタイプによって、従来のバーコード/QRコードリーダーや自動販売機通信機能なども選択可能。さらに、Patio600と富士通フロンテックが提供するRFIDリーダー・ライター、RFIDプラットフォームの連携により、入出荷、検品、棚卸などの作業時間を軽減することが可能になる。

 TeamManageは、Patio600と周辺機器の利用を含めて月額サービスとして提供することで、事業者の初期導入費用低減や運用費用の平準化、導入期間の短縮に貢献し、また、業務効率化や働き方改革を支援する。標準サービスである資産管理サービスのほか、技術支援などの各種サービスをオプションで提供する。

 Patio600の販売価格はオープン。TeamManageの提供価格は月額2500円(税別)から。富士通では、2022年度末までに売上50億円を目標とする。