ニュース
MSYS、マクニカやDell Technologiesと協業しDriveScaleのコンポーザブルインフラ製品を販売
2019年10月16日 15:03
丸紅情報システムズ株式会社（以下、MSYS）は16日、DriveScaleと販売代理店契約を締結し、同社のパートナー企業である株式会社マクニカ、およびDell Technologies（デル株式会社／EMCジャパン株式会社）との協業のもと、コンポーザブルインフラ製品の販売を開始すると発表した。
HadoopやKubernetesに代表されるデータ集約型アプリケーションのワークロードでは、最適なリソースをタイムリーに供給するための予測が困難である一方、従来型のインフラではサーバーリソースとストレージ容量が固定され、構成の変更に時間と労力を要することから、オーバープロビジョニングが不可欠になっているという。
その結果、多種多様かつ大量のデータをリアルタイムに収集・分析・共有・活用するためのデータプラットフォームでは、利用されないリソースが存在してしまう非効率性が課題になっているとのこと。
そこで、こうした問題に対処するため、サーバーやストレージ、ネットワークといったリソースをあらかじめプール化しておき、そこから、アプリケーションのニーズに応じて必要なリソースを持つ仮想サーバーを構築可能にする「コンポーザブルインフラ」が注目を集めてきた。
DriveScaleのソリューションもそのひとつで、これまでは固定されていたコンピューティングリソースとストレージリソースを物理的な制約から開放し、アプリケーションに最適なリソース構成のインフラを瞬時に構築するとともに、柔軟なスケーリングを実現できるという。
MSYSでは、データ集約型アプリケーションを構築する際の最適なプラットフォームとして、DriveScale製品とDell Technologiesのハードウェアソリューション、およびマクニカのDriveScale製品サポートを組み合わせる協業体制でDriveScale製品を提供する考え。その一環として、Dell Technologiesと共同で、DriveScale製品とDell Technologiesのハードウェアソリューションによる検証を実施し、リファレンスアーキテクチャを提供するとしている。
