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鉄飛テクノロジー、大規模構成への対応を強化したファイルサーバー検索・文書共有システム「FileBlog 4.0」

 株式会社鉄飛テクノロジーは16日、ファイルサーバー検索・文書共有システム「FileBlog」の新版「同 4.0」を提供開始したと発表した。

 FileBlogは、既存のWindowsファイルサーバー環境に追加するだけで、LANおよびリモートアクセスでファイルの全文検索、ページプレビューの閲覧を行えるWebアプリケーション。一般的な文書管理ツールとは異なり、導入時にファイルの再整理や分類などの作業を行う必要がないほか、導入後はWindowsエクスプローラのような操作性で、検索とファイル操作を行えるという。

 製品は、数千ユーザーの同時ログインと数千万文書のファイル検索が求められるような大規模環境にも対応しているが、従来は複数台のサーバーによるスケールアウト構成を導入する必要があったとのこと。これに対して今回の新版では、FileBlogを構成する全プログラムが64ビット化されたことにより、大容量メモリを搭載した1台のサーバーを用いて、スケールアップ構成での安定運用が可能になった。

 これにより、大規模環境向けのシステムでも、従来より少ないハードウェア投資で実現できるとのことで、例えば3000ユーザー/3000万文書を対象にしたシステムも、16コアのCPU、128GBメモリ、4TBディスクを搭載した、標準的なx86サーバー1台で構築可能としている。

 このほか今回は、対応OSに最新のWindows Server OSであるWindows Server 2019が追加された。

 ライセンスは従来同様、利用するユーザー数と上限文書数の組み合わせで決定され、それぞれについて、売り切りタイプと年間契約タイプが用意される。

 売り切りタイプの価格例(税別)は、30ユーザー/20万文書の場合、ライセンス料金が17万1000円、保守料金が年間2万8500円。3000ユーザー/3000万文書では、ライセンス料金が1226万7000円、保守料金が年間204万4500円となる。