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UiPath、RPAとAIの連携ソリューション研究開発施設「UiPath x AI Lab Japan」を開設

 UiPath株式会社は20日、RPAとAIの連携ソリューション研究開発施設「UiPath x AI Lab Japan(以下、UiPath AI Lab)」を、東京都千代田区の大手町ビル3階に開設した。開設期間は9月20日~12月27日。

 UiPath AI Labは、ユーザー企業のビジネスプロセスについて、RPAソフトウェア「UiPath」と各種AIソフトウェアを組み合わせた自動化を具体的に検討・検証する場となる。UiPathと30社以上のAI企業のエンジニアが参加し、AI-OCR、Chatbot、自然言語処理、マシンラーニング、ディープラーニング、プロセスマイニングなど、さまざまなAIソフトウェアとRPAの連携を試行し、実際のビジネスの自動化が成功裏に進められる最適な組み合わせやプロセスを見つけ出していく。また、これまでは実現できなかった新しいビジネスモデルについても議論し、試行していく。

 UiPathでは、ユーザー企業がRPAとAIの連携を検討する場合、従来は各AI企業からテスト用のソフトウェアを提供してもらい、適用可能性をそれぞれについて順次、試していくという進め方が一般的で、実証実験には多くの時間と手間を要していたと説明。UiPath AI Labを利用することで、複数のAIソフトウェアを同じタイミングでまとめて試し、その場でソフトウェアごとの差異についても検討でき、RPAとAIを活用した業務自動化の実証実験を、効率的にかつ質の高いレベルで行えるとしている。

 UiPath AI Labではこのほかにも、ユーザー向けに特定のAIソリューションに特化したセミナー「Tech Days」を不定期で開催するほか、RPAとAIの連携ソリューションの展示やデモを常設する。

 また、UiPath AI Labにおいて展示やデモを行っているソリューションや、実証実験を希望する顧客向けに、各テクノロジーパートナーとともにPoC導入支援キャンペーンを実施する。キャンペーンでは、各テクノロジーパートナーのソリューションとUiPathの連携について、対象シナリオを限定させることで、短期間で実装および実証実験を行う。