ソリトン、スマートフォンによる生体認証でPCログインを可能にするクラウドサービス

　株式会社ソリトンシステムズ（以下、ソリトン）は、スマートフォンを利用した生体認証によるPCログイン機能を実現するクラウドサービス「SmartOn MK5（マークファイブ）」を発表した。ソリトン デンマークの開発グループとの共同作業によって開発されたもので、新しいアプリケーション基盤「SCAP（Soliton Cloud Application Platform）」を利用するアプリの第1弾になるという。提供は9月より開始する。

　SmartOn MK5は、ユーザーが所持するスマートフォンの「顔」または「指紋」を用いてPCログオンを行えるようにするクラウドサービス。スマートフォンアプリで対象となるPCを選択して生体認証を行うと、SmartOn MK5を介してPCに認証結果が送られ、ログインが可能になるという。

　ユーザーが使い慣れた認証方法を利用するため、手間がかからないほか、共有PCでも、複数のスマートフォンからログインすることが可能。逆に、複数のPCを持つ場合に1つのスマートフォンからログインすることもできる。

　また、ログイン承認機能も追加される予定。例えば、特定端末へのログイン時には承認を必須とすることで、不必要な端末の利用を抑えられるほか、業務時間外のログイン時には上長による承認機能を設定することにより、勤務時間の把握も可能になるとしている。
　さらに、各サービスやアプリケーションへのシングルサインオン（SSO）も可能になる予定。個人管理のパスワードを登録することで、ユーザーによるパスワードレス環境を確立できるとしている。

　価格は、1ユーザーあたり月額100円（税別）から。