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PFUが「SAP Fieldglass」を採用、2020年4月に派遣管理/業務委託プロセスの本格稼働を目指す

 SAPジャパン株式会社は7日、株式会社PFUが、SAPの人財シェアリングクラウド「SAP Fieldglass」を採用したと発表した。PFUではこれにより、派遣社員調達とサービス・役務調達におけるプロセス管理の刷新を図るという。

 PFUでは、最新テクノロジーを使ったITサービスの提供には、外部人財の活用や協力会社への業務委託が必要不可欠と考え、2019年3月から始動するビジネスプロセスリエンジニアリング(BPR)により複雑化する、派遣社員および業務委託の外注プロセス管理の標準化なども含めて、SAP Fieldglassの採用を決定した。

 これにより、複数のシステムが混在し、煩雑かつサイロになっていた購買オペレーションを、全社横断で確実性の高いプロセスとして一元管理するほか、最適化を進めることにより、顧客満足度の向上を目指すという。

 また今回のSAP Fieldglassの導入は、PFUにとって全く新しい外部人材調達のプラットフォームを獲得することになるため、売上および利益率の向上を図ることも期待されているとした。さらに、コンプライアンス順守への効果も見込まれているとのこと。

 加えて今後は、2020年以降の導入を予定しているSAP S/4HANAとのインテグレーションによる相乗効果にも期待が寄せられており、SAP S/4HANAで外部人財コストも含めた支出管理を行うと同時に、両システムを連携させることで、より戦略的な外部人財活用を行うための基盤構築が予定されている。

 PFUは2019年7月より導入を開始し、9カ月後の2020年4月に、SAP Fieldglassの主要モジュールである派遣管理プロセスと業務委託プロセスの本格稼働を目指している。なお今回は日本の導入が優先されるものの、将来的にはグローバルでの活用を視野に入れているとのことだ。