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富士通エフ・アイ・ピー、映像管理を支援するサービス「メディアリュック」を提供

 富士通エフ・アイ・ピー株式会社は31日、映像コンテンツを扱う企業に向けて、映像管理を支援する新サービス「FUJITSU メディアソリューション メディアクラウド メディアリュック(以下、メディアリュック)」の販売を開始した。

 メディアリュックは、映像コンテンツをクラウド上でセキュアに管理・共有できるSaaS型のサービス。高解像度でファイル容量の大きい映像コンテンツの保存が可能で、保存した映像には作品概要やジャンルなどのメタデータをファイルごとに登録が可能。さらに、映像内の任意のシーンにはアノテーション(注釈)も自由に登録でき、メタデータとアノテーションはキーワード検索が可能なため、必要な映像を簡単に抽出できる。

 プレビュー用の低解像度映像やシーンごとのサムネイルは自動生成され、必要なシーンや静止画を抽出することも可能。MPEG、P2、AVC-intra、AVCHD、XDCAM、XAVC、ProRes、DNxHDなどのさまざまなビデオコーデックに対応し、映像制作などでコンテンツを共有する際に、さまざまな映像をストレスなくプレビューできる。

 利用者は場所を問わず、インターネットを経由してクラウド上の映像コンテンツを管理できる。VPNを含む必要な通信設定を行った端末からブラウザー上の操作で利用できるため、インターネットを介して関係者や顧客とも映像を簡単に共有できる。アクセス権限やログインIDは利用者が管理できるため、利用用途に応じて必要な時に必要な分だけ払い出すことで、柔軟な映像管理を実現する。

 ログインIDとユーザーパスワードによる認証に加え、メールを使用したワンタイムパスワードによる二段階認証も可能。社内外からの安全なリモートアクセスを実現するためにSSL-VPN通信を採用し、アップロードした映像コンテンツにはウイルススキャンを自動的に実行する。

 サービスの価格は、初期費用が個別見積もり、月額費用が基本容量1TB、5IDの場合で30万円から。