ニュース
NECプラットフォームズ、製造業の現場改善を支援する「生産情報可視化集計システム」を提供
2019年7月25日 12:50
NECプラットフォームズ株式会社は25日、製造業の現場改善を支援する「生産情報可視化集計システム」を発表した。販売開始は8月23日。価格はオープン。
生産情報可視化集計システムは、設備の稼働状態や異常を監視・通報する遠隔監視制御システム「コルソスCSDJ-A」や、生産設備をコントロールする各種PLCと連携して、出力されたデータから設備の稼働状況や生産情報をグラフィカルに可視化し、集計・出力できるシステム。
稼働状況・生産情報のリアルタイムな見える化により、ラインの遅延・停止状況とその特性などの把握を可能とする。さらに、問題箇所の発見と原因分析、ライン工程や人員配置の見直しなどにつなげることで、生産の効率化、工数削減、品質向上を図れる。
耐環境性に優れ、24時間安定稼働、長期安定供給が可能なファンレスコンピューターに、統合監視用アプリケーションをプリインストールして、ワンパッケージ化。製造業における設備の稼働状況・生産情報をリアルタイムに監視し、現場改善に貢献する仕組みを、低コストかつ容易に導入できる。
ネットワーク(LAN)接続された最大16台のコルソスまたはPLC経由で取得した各種センサー情報を、統合監視用アプリケーションで集計・統合し、グラフィカルに表示。これにより、複数設備の稼働状況・生産情報を一目で把握でき、さらに遠隔地からの監視も可能なため、効率的な運用が可能となる。
設備1台の稼働状況監視のようなスモールスタートから始め、そのあと機能追加や監視範囲の拡張、カスタマイズ(有償)を行うことで、工場全体の稼働監視システムを段階的に構築・拡大していくことができる。
NECプラットフォームズは、製品を2021年度までに1000システム販売する計画で、IoT関連事業をさらに強化していくとしている。