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インテックと凸版印刷、流通小売業向けデジタルマーケティング支援サービスを開始

 株式会社インテックと凸版印刷株式会社は8日、流通小売業の企業向けに、インテックの統合データ活用サービス「ARQLID」と、凸版印刷のマーケティングノウハウを融合したデジタルマーケティングの支援サービスを共同で開始した。

 ARQLIDは、ビッグデータ・IoT・AI技術を基盤とする統合データ活用サービスで、商業を始めとする7分野に対してサービス型ソリューションを提供している。商業分野においては、デジタルマーケティング施策を支援する各種サービスがあらかじめ取り揃えられており、それらを組み合わせることで、デジタルマーケティングへの取り組みをスピーディーに開始できる。

 インテックと凸版印刷では、一般消費者向けの事業を展開している流通小売業においては、従来型のテレビCMやチラシなどのマスマーケティングに加えて、新しいメディアを活用したデジタルマーケティングとアナログ領域両面での運用が求められていると説明。このニーズに対応するため、ITによるデータ分析やシステム企画から開発・運用まで一貫したインテグレーション力に強みを持つインテックと、マーケティング力やコンテンツ制作、配信事業で培った実践ノウハウを持つ凸版印刷が、両社の強みを活かし、相乗効果を発揮するための協力体制を構築したとしている。

 デジタルマーケティング支援サービスでは、凸版印刷が提供する販促業務での情報配信支援領域を、ARQLIDがITの側面からサポートし、顧客への情報配信において、データに基づく最適なマーケティング施策を企画・展開できるようにする。また、ARQLIDのデータ分析サービスやコンテンツ配信サービスを活用することで、売上拡大に寄与するKPIを定量的に把握・評価できる。

 インテックと凸版印刷は、流通小売業の企業を中心に共同サービスの提案を順次拡大し、2021年までに15社への導入を目指す。また、今回の協業に合わせて、インテックは凸版印刷が主催する展示会「T-DX展2019 in 関西」にARQLIDを出展する。