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インフォア、サプライチェーンを統合するクラウドコマースネットワーク「Infor Nexus」

 インフォアジャパン株式会社(以下、インフォア)は4日、グローバル取引をリアルタイムに可視化し、サプライチェーンを統合するクラウドコマースネットワーク「Infor Nexus」を日本市場で提供開始すると発表した。

 サプライチェーンにおけるデータの大半は組織外にあり、業務とコラボレーションの多くは外部企業との間で行われています。インフォアジャパンは、サプライチェーンのすべての関係者をつなげることで、ロジスティクス業界における変革を促進する新しいプラットフォームInfor Nexusを日本市場で展開します。

 Infor Nexusは、多数の企業や組織がかかわるグローバル取引をリアルタイムに可視化し、サプライチェーン全体のプロセスを統合するクラウドコマースネットワーク。サプライヤやメーカー、3PL、銀行など、サプライチェーンにおける関係企業をつなげることにより、複雑なサプライチェーンを可視化することができる。また、コラボレーションや業務を円滑化するほか、インテリジェンスにより予測能力を高めるとした。

 なおInfor Nexusでは、シングルインスタンスのクラウド基盤上に構築されたビジネスネットワークソリューションにより、グローバルな複数企業間の「物理的なプロセス」と「財務的なプロセス」を、企業の壁を越えて統合することが可能。これにより、これにより、サプライチェーン全体を可視化し、複雑性を解消する。さらに、オープンかつ標準化されたEDIフォーマットを活用し、各企業が持つ既存システムとの相互連携も行えるという。

 サプライチェーン全体の計画や実行、財務を管理するための、複数拠点で処理可能なアプリケーションも提供する。アプリケーションは複数拠点で処理でき、メーカーとサプライヤー、およびその他企業とのコラボレーションや業務を円滑化するとした。

 このほか、インフォアのビジネスインテリジェンスや、物流業界における20年にわたるデータ管理を基にしたベンチマークにより、新しいインサイトも提供する。これにより、日常的に発生するロジスティクス上の遅延や問題を把握し、それらがサプライチェーンに与える影響を予測できるため、迅速な対応や適切な意思決定の支援を行えるとしている。