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Domo、AWSサービスのデータを簡単に活用できるようにする「Domo for AWS」をリリース

 米Domoは13日、Amazon Web Services(AWS)の各種サービスから得られるデータを簡単に活用できるようにする新パッケージ「Domo for Amazon Web Services(Domo for AWS)」をリリースした。

 「Domo」は、経営から現場担当者まで、すべてのビジネスユーザーが必要とする情報をクラウドに集約し、時間と場所を問わず、的確な意志決定と改善アクションをリアルタイムに行える環境を提供するクラウド型のビジネス最適化プラットフォーム。

 Domo for AWSは、AWSを利用しているユーザーが、20種類以上のAWSサービスから得られるデータを簡単かつ安全に、社内の全員がアクセスできるようにするパッケージ。Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)、Amazon Redshift、Amazon Relational Database Service(Amazon RDS)、Amazon Athena、Amazon Aurora、Amazon DynamoDB、Amazon CloudWatch、AWS Billing and Cost Managementを含む、20種類以上のAWSサービスと連結するためのコネクターが含まれる。

 Domoのチーフストラテジーオフィサーであるジェイ・ヘグラー氏は、たとえばAmazon S3バケットにDomo for AWSをつなぐことで、即座に、社内のすべての人がそれらのデータにアクセスできるようになり、Domoのモバイルアクセス機能を利用して、数分で何千人ものエンドユーザーにDomo for AWSを展開できると説明。全社規模で人とデータをつなぐことは、あらゆるデータ管理においての真の終着地点であり、顧客の戦略的なクラウド投資から得られる価値を向上させるとしている。

 また、Domoのプラットフォームに取り入れられたデータは、顧客側で簡単に他システムのデータと融合でき、高度な分析やデータサイエンスを通して、ビジネス全体で新たなインサイトを発見し、共有することが可能になると説明。オープンプラットフォームのため、各データサイエンティスト独自のRやPythonのスクリプトをDomoで利用することも可能で、スクリプトは自動的に管理や更新が行われるため、真に自動化されたデータサイエンスパイプラインが実現されるとしている。

 Domo for AWSは、Amazon.comマーケットプレイスWebサービスのコネクターを介して、オンライン小売り販売システムであるAmazon.comとも連結するため、顧客はそこに格納された自社データからさらに価値を引き出せる。また、Domo for AWSは、AWS IoT Coreなど一連のAWS IoTサービスをサポートしており、Domo for AWSが機械生成データをエンドユーザーの手に届け、データの連結、作成、集約から、その使用に至るIoTのバリューチェーンを拡大し、AWS IoTの機能を完全なものにするとしている。