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富士ゼロックス、高速デジタルフルカラー複合機「ApeosPort-VII C/DocuCentre-VII C」の上位機種6機種を発表

 富士ゼロックス株式会社は24日、高速デジタルカラー複合機「ApeosPort-VII C/DocuCentre-VII C」シリーズの上位機6機種を7月22日に発売すると発表した。

 新機種は、高耐久性・高生産性を求められるセンターマシンとして実績のあるプリントエンジンを搭載することで、富士ゼロックスのオフィス向け複合機で最高クラスの耐久性を実現。出力解像度2400dpiを実現する面発光レーザー走査技術と、水平走行の用紙搬送技術の採用により、出力画質・安定性においても最上位の品質を提供する。集中的な出入力業務が発生する官公庁や企業のプリント・コピーセンターの利用シーンにおいて、生産性向上を支援するオフィスのセンターマシンとして利用できるとしている。

ApeosPort-VII C7788

 操作性については、最新のユーザーインターフェイスを搭載した10.1型タッチパネルの採用により、スマートフォンのようなタップやスワイプによる簡単操作で複雑な設定が可能。主要な操作ボタンに、より分かりやすいアイコンを採用し、パネル使用時の操作性と視認性を強化した。安全面では、さまざまなセキュリティ脅威に対応し、ネットワーク通信の安全対策、および複合機のハードディスクの安全性を強化した。

 拡張性については、大容量データの高速処理と細やかな画質調整を可能とする自社開発のプリントサーバー「GX-i Print Server Set for ApeosPort/DocuCentre-VII C7788 Series」に対応するほか、中とじフィニッシャーD6群に対応し、表紙挿入、パンチ、紙折り、三方断裁、中とじ製本など多彩な後加工が可能。複合機1台で、オフィス内での利用はもとより、企業内のオンデマンド印刷の実現によるカタログや販促物など多彩な制作物の内製化にも対応する。

 スキャン業務においては、富士ゼロックス製複合機ではトップ性能の毎分最大270ページ(両面スキャン)の読み取りが可能。さらに、文書スキャンから保存・格納までの定型作業を自動化する「業務別らくらくスキャンPro」を強化し、スキャンする紙文書の中の「宛先」「日付」「管理番号」といった文字情報を抽出する機能を新たに搭載した。抽出した文字情報をフォルダーやファイルに適切に自動付与し、自動化する定型業務の範囲を拡大することで、業務効率化を支援する。

 さらに、各社のクラウドストレージサービスと複合機をひとつのインターフェイスで接続する「Cloud Service Hub」に対応し、スキャンした文書データをクラウド上に直接保存することや、複数の異なるクラウドストレージサービスから一括で横断的にファイルを検索することができる。モバイル端末画面や複合機の操作パネルからファイルの検索・プリントが可能となるほか、社内外場所を問わずファイルの閲覧・共有ができ、顧客の多様かつ柔軟なワークスタイルを支援する。

 ApeosPort-VII Cシリーズの新機種の標準価格(税別)は、プリント速度がカラー毎分50枚/モノクロ毎分55枚の「ApeosPort-VII C5588」が346万円、カラー毎分60枚/モノクロ毎分65枚の「ApeosPort-VII C6688」が426万円、カラー毎分70枚/モノクロ毎分75枚の「ApeosPort-VII C7788」が478万円。

 DocuCentre-VII Cシリーズの標準価格(税別)は、プリント速度がカラー毎分50枚/モノクロ毎分55枚の「DocuCentre-VII C5588」が301万円、カラー毎分60枚/モノクロ毎分65枚の「DocuCentre-VII C6688」が381万円、カラー毎分70枚/モノクロ毎分75枚の「DocuCentre-VII C7788」が433万円。