KDDI、ヒトやモノの現在位置・移動経路を見える化する「KDDI IoTクラウド ～Pocket GPS～」

　KDDI株式会社は21日、ヒトやモノの現在位置や移動経路を見える化することを目的としたIoTクラウドサービス「KDDI IoTクラウド ～Pocket GPS～」を、7月29日に提供開始すると発表した。

　KDDI IoTクラウド ～Pocket GPS～は、ヒト観点の見守りだけではなく、モノ観点でのトラッキングが可能な「SORACOM Air for セルラー plan-KM1（LPWA）」に対応した位置情報サービス。LTE-Mに対応することにより、低コスト、低消費電力化を実現し、全国のLTE-Mエリア内で利用できる。

「KDDI IoTクラウド ～Pocket GPS～」サービス構成イメージ

　利用するPocket GPS端末は、サイズが51×51×15mm、重量が39gで、電源ボタンと通知ボタンだけのシンプルな設計で容易に利用が可能。SOSボタンの緊急通知や電池残量低下通知にも対応し、1回のフル充電で約7日間の連続使用（10分間隔12時間測位時）ができる。

　子供やお年寄りの見守り、遊園地での迷子検索、外国人観光客の動線把握、山岳遭難救助といったヒトの見守りのほか、移動車両やモノの位置情報などのモノの見守りの管理にも対応し、貴重品の盗難やロストバゲージ対策、管理物の位置管理などのトラッキング (追跡管理) により、探索時間の効率化につなげられる。

　Pocket GPS端末の現在位置情報や移動経路履歴は、スマートフォンの専用アプリから表示でき、あらかじめ設定したエリアの入出時にPocket GPS端末にPUSH通知するジオフェンス機能を備える。

　また、法人顧客向けには、端末情報の閲覧や設定が可能な管理コンソールを用意しており、利用中のPocket GPS端末を一元管理できるとともに、ウェブAPIによる外部システムとの連携機能を用いて位置データを利用できる。

　提供料金（税別）は、端末買取プランの場合で、初期費用が1社につき2万5000円、端末代金が1台につき1万2100円、サービス利用料が1台につき月額450円。端末レンタル（36カ月）プランの場合は、初期費用が1社につき2万5000円、サービス利用料が月額450円、端末レンタル料金が1台につき月額380円。