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デル、ビジネス向け製品が体験できる「Dell Cafe」を虎ノ門にオープン PCからキャリーバッグまでを展示
6月18日・19日の2日間限定で
2019年6月19日 06:00
デル株式会社は18日、同社のビジネス向け製品を体験できるカフェ「Dell Cafe」を東京都港区にオープンした。6月18日、19日の2日間限定で、虎ノ門のカフェ「The Core Kitchen / Space」内にさまざまなデル製品を展示する。
Dell Cafeには、3月から6月にかけて相次いで発表したビジネス向け最新PC「Latitude」シリーズの全ラインアップと、USB Type-C対応のモニター、さらにはPC用キャリーバッグなどが用意されている。
「最新PCはもちろん、USB Type-Cで接続して利用できるモニターや、PCユーザーに向けて最適化したキャリーバッグなど、モバイルワーカーに必要なものがすべて体験できるカフェだ」と、デル クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品マーケティング本部 フィールドマーケティングマネージャーの嘉山よし子氏は説明する。
なお、Dell Cafeは19日午後7時までで、The Core Kitchen/Spaceのメニューがオーダー可能。Dell Cafe開催中はコーヒーが全品200円割引となり、アンケートに回答すれば無料になるという。
店内でビジネス向けPCに関する記者説明会も開催
カフェオープンの直前には、店内にてビジネス向けPCに関する記者説明会も開催、ここ数カ月の間に発表された新製品についてデルおよびインテル株式会社の担当者が解説した。
カフェ内に展示されているLatitudeシリーズには、センサーでユーザーの存在を検出し、指を使わなくても自動的にログインが可能な「Latitude 7400 2-in-1」も用意されている。
「エクスプレス・サインイン」と呼ばれるこのシステムについて、デル クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品本部 フィールドマーケティングマネージャーの飯塚祐一氏は、「1メートル前後でユーザーを感知する。登録したユーザーが顔を近づけると、赤外線カメラと顔認識生体認証技術のWindows HelloによってPCがユーザーを認識し、スタンバイ状態から自動復帰する。また、ユーザーがその場を離れると自動的にモニターが消え、PCがロックされる」と説明する。
インテル株式会社 クライアントコンピューティンググループ(CCG)セールス担当 ジャパンセールススペシャリストのジョー・ウー(Joe Wu)氏によると、このエクスプレス・サインインは、Intel Context Sensing Technologyを採用したことで実現したソリューション。同技術によるPC近距離センサーは「世界初だ」とウー氏は述べ、エクスプレス・サインインが「セキュリティの強化と消費電力の最適化につながる」としている。
また、カフェにはUSB Type-Cで接続可能なモニターも幅広く展示されている。米Dell プロダクトマーケティングコンサルタントのビネイ・ジャヤクマール(Vinay Jayakumar)氏は、IDCの調査から、従業員がケーブルの接続に1日4~6分かけていることを指摘。デルのUSB Type-Cモニターではケーブル1本でノートPCに映像、音声、USB信号の送電から電力供給までできるとし、「ケーブル環境が大幅に簡素化できる」と述べた。
デル 常務執行役員 クライアント・ソリューションズ統括本部長の山田千代子氏は、同社の国内法人PC出荷台数が「2019年第1四半期に対前年同期比71%増となり、法人PC市場全体の成長率である42%を大幅に上回った」と話す。IDCの調査でも出荷台数シェア2位だったとして、同ビジネスの好調さをアピール。「他社がPCの製品ラインアップを絞る傾向にある中、デルでは現在も幅広いラインアップを用意し、さまざまなユーザーニーズに応えている」と山田氏は述べている。