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NECプラットフォームズ、プライベートクラウド環境を1台で構築できる中小規模事業者向けアプライアンス

高機能サービスゲートウェイ RS-100L

 NECプラットフォームズ株式会社は30日、オンプレミス型(所有型)プライベートクラウドを実現する「高機能サービスゲートウェイ RS-100L」(以下、RS-100L)を、中小規模事業者向けに提供すると発表した。価格はオープンで、8月5日の発売を予定する。

 「RS-100L」は、1台でプライベートクラウド環境を構築し、アプリケーションの運用などを行える製品。Intelプロセッサを搭載したCPUボードと2TB HDD、無線LAN機能を備えており、ネットワーク/アプリケーションの設定などを装置内部で一括して行えるので、利用者を限定したプライベートクラウド環境を容易に構築できるという。

 さらに、ワッフルコンピュータ株式会社のソフトウェア製品群「Waffle Cell」が標準でバンドルされており、そのVPN機能を利用することによって、事業所外からアクセスし、Waffle Cell上に実装されたアプリケーションの操作や情報閲覧を行うことも可能とした。Waffle Cell上ではファイル共有ソフト、仮想デスクトップなども利用でき、エンドユーザーの要望に応じたテレワーク環境を1台で実現することもできる。

 またセキュリティ機能として、ウイルス対策、ファイアウォール、不正侵入防止、Webガード、URLフィルタリング、URLキーワードフィルタリング、アプリケーションガードの7種類を搭載し、外部からのサイバー攻撃を防御するとのこと。なお、標準で1年間のソフトウェアライセンスがバンドルされており、2年目以降はライセンスを購入する必要がある。

 NECプラットフォームズでば、現在利用中のアプリケーションや、新たに開発したアプリケーションの実装が可能で、目的や運用に合わせたシステム環境を構築できると説明。パブリッククラウドに個人情報を置くことに抵抗がある企業や、エンドユーザーの要望に応じたアプリケーションを搭載し、テレワークサービスを展開したいSIerなどでの利用に適しているとアピールしている。