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NTTビズリンク、クラウド型テレビ会議サービスで音声のテキスト化/翻訳機能を提供

 エヌ・ティ・ティ・ビズリンク株式会社(以下、NTTビズリンク)は22日、クラウド型テレビ会議サービス「SMART Communication & Collaboration Cloud」のオプションメニューとして、音声のテキスト化ならびにリアルタイム翻訳を可能とする「Smart 翻訳」提供すると発表した。

 Smart 翻訳は、Webブラウザ上で実施する遠隔会議において、リアルタイムで会話をテキスト化し、翻訳するオプションサービス。参加者からの発話を音声認識してテキスト化する仕組みで、発話の切れ目に応じて、画面上のチャットエリアへテキストをリアルタイム表示する。どのPCクライアントからの発言であるかも含めて記録が残るだけでなく、テキストダウンロードも可能という。

 また、参加者が任意に選択する言語へ翻訳して画面に表示することも可能。翻訳可能言語は最大で20カ国語に対応しており、どの言語に翻訳するかはそれぞれの参加者が選択できるので、例えば英語・日本語・中国語といった、3言語以上での会話にも対応するとした。

 さらに、翻訳されたテキストを合成音声(機械音声)で読み上げる機能も利用できるとのこと。

 NTTビズリンクでは、利用例として、海外拠点・取引先との会議や打ち合わせなど、異なる言語間のコミュニケーションを円滑化するために利用したり、音声認識・テキスト化のみを用いて議事録作成の効率化に役立てたり、といったシーンを紹介している。

 なおSmart翻訳の機能は、映像会議サーバーと、音声認識・翻訳エンジンとなる外部APIサービスとの連携によって実現するとのことで、NTT ComのCOTOHA API(音声認識のみ)、Google Cloud Platform、Microsoft Azureに対応する。