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NTT Comのリソースを活用できるオープンイノベーションプログラムを発表、5月からPoCを開始

「データセンターのスマートセキュリティ化の実現」など6つのプランを採択

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は16日、同社のリソースを活用できるオープンイノベーションプログラム「NTT Communications Open Innovation Program」について、募集していたテーマのパートナーを決定したと発表した。5月より事業化を目指したPoC(Proof of Concept:概念実証)を開始し、8月に中間的な成果報告を実施する。

 NTT Communications Open Innovation Programは、NTT Comがグローバルに保有するサービスや技術、インフラ、データ、スポーツチームなどのリソースを活用した新たな価値を共創することを目的としたオープンイノベーションプログラム。「世界のインフラから未来のコミュニケーションを変えていく」ことを目指し、4つのテーマについて事業化を見据えたパートナーの募集を行った。

 NTT Comでは、応募の中から6つの協業プランを採択し、パートナーを決定した。

 「離れた場所からでも自由自在に身体を動かす体験による、未来の遠隔操作」というテーマでは、東京ロボティクス株式会社の「テレイグジスタンスロボットを活用した遠隔地における専門作業の実現」を採択。「設備運営の自動化を活用した、これまでにないデータセンター運営」というテーマでは、YouVRの「データセンターにおける3D Viewを含む画像データプラットフォームの実現」と、株式会社構造計画研究所の「データセンターのスマートセキュリティ化の実現」の2つのプランを採択した。

 「ラグビーの選手パフォーマンス向上・観戦スタイル革命」というテーマでは、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の「ラグビーを革命するスポーツテックのシステムデザイン」を採択。「山中の無線中継所や鉄塔の新しい活用による、新たな価値創造」というテーマでは、株式会社フーモアの「NTT Comの鉄塔を活用した街おこし事業の創出」と、メトロウェザー株式会社の「鉄塔を活用した小型ライダーの展開による風況データ活用の実現」の2つのプランを採択した。