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オリックス・レンテック、ディープラーニング専用ワークステーション「NVIDIA DGX Station」のレンタルを開始

 オリックス・レンテック株式会社は12日、米NVIDIAのディープラーニング専用ワークステーション「NVIDIA DGX Station」のレンタルサービスを開始した。同製品のレンタルは国内初のサービスになるという。

 NVIDIA DGX Stationは、GPUとして「NVIDIA Tesla V100」を4基搭載。スーパーコンピューターレベルの高い性能を持ちながら、省スペース、省電力設計により、オフィス環境でもAI研究・開発を行うことを可能とする。

 搭載CPUはIntel Xeon E5-2698v4(20コア、2.2GHz)、メモリは256GB(LRDIMM DDR4)、ストレージはデータ領域が1.92TB×3(RAID 0)、OS領域が1.92TB SSD。ネットワークはデュアル10G LAN。OSはUbuntu Desktop Linux OS。

 レンタルは最短1カ月から可能で、「1カ月レンタル」契約の場合は月額126万円(税別)、「12カ月レンタル」契約の場合は月額44万3600円(税別)で提供する。運送料金は別途必要。

 オリックス・レンテックでは、自動運転技術の開発や製造業における品質検査など、さまざまな分野でGPUを活用したAI開発が進んでいる一方、研究機関などにおいて、仮説検証や実証実験の段階から高額機器を導入することは容易ではないことから、「必要なときに、必要な期間だけ利用する」ことが可能なレンタルサービスにより、顧客の機器調達を支援すると説明。機器の導入コストが単年度の予算にひも付くような研究開発プロジェクトなどに対して、最適な導入手法を提案するとしている。