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HCNET、多地点会議の運用支援アプライアンス「Conference@Adapter EX」を強化

 エイチ・シー・ネットワークス株式会社(HCNET)は8日、多地点会議管理運用アプライアンス「Conference@Adapter EX」において、新版「同 バージョン2.00」を提供開始したと発表した。

 「Conference@Adapter EX」は、利用者があらかじめWebブラウザなどから予約しておくことで、設定時間にMCUとビデオ会議端末やモバイル端末を自動的に接続するシステム。今回の新版では、Ciscoなどのビデオ会議端末画面に予約一覧を表示し、ワンタッチ操作で接続可能にする「ワンタッチ接続機能」を新たに提供する。これにより会議参加者は、ビデオ会議への接続をより迅速に行えるようになったという。

 また、Microsoft Outlookと連携し、オンプレミスの多地点会議装置(MCU)に加えてUCクラウドサービスにも対応した。会議開催者は、自身のOutlookの予定表から、参加者、会議室(ビデオ会議装置などの設備)、多地点会議を開く仮想会議室を選択して予約するだけで、開催通知が参加者メンバーに流れる仕組み。会議参加者は、開催時間になると、それぞれのデバイスから開催通知のあった場所へ入室するだけで会議に参加できるとのこと。

 このほか今回は、自動接続オプションにより、会議開催時間にあわせて自動的にMCUから接続・切断することが可能になった。会議中に、音声ミュートや表示画面レイアウト変更などの操作を行うこともできる。なお、ワンタッチ接続ができない端末環境でも、システム側から自動接続する運用により、参加者がビデオ会議端末を操作することなく会議に参加できるとしている。