ニュース

HCNET、クラウドサービスのアカウント運用支援とSSO機能を提供するアプライアンス

 エイチ・シー・ネットワークス株式会社(HCNET)は10日、セキュリティ製品群「@Adapter」シリーズの新製品として、中堅・中小企業のクラウドサービスの運用を支援するアプライアンス「OneID@Adapter」を6月末に販売開始すると発表した。ハードウェアアプライアンス(VMware)、仮想アプライアンスのいずれかの形態で導入できる。

 OneID@Adapterは、クラウドサービスへのシングルサインオン(SSO)機能、およびクラウドサービスのアカウント運用を自動化するプロビジョニング機能を提供するアプライアンス。アカウント情報をクラウドと同期する仕組みを備えているので、OneID@Adapterの管理ポータルから操作を行うだけで、対応するクラウドサービスのユーザーを自動的に登録・削除することができる。

 主要なサービス設定やアカウントの管理はすべてWebから操作可能。申請ワークフロー機能、権限管理機能などを備えており、管理者の運用に関わる負担を軽減するとした。またアカウント棚卸し機能を利用し、長期間使用していないアカウントを無効化・削除することもできるという。さらに、サービス利用者の利用申請と承認を行う権限を、管理者から部門担当者へ委譲する機能も備えているとのこと。

 一方で利用者側は、Webポータルを介してサービスへのアクセスや利用申請が可能。Webポータルにログインするだけでサービスへ自動的にログインするSSOの仕組みも提供され、利便性が向上するとしている。

 対応するクラウドサービスは、現時点ではOffice 365とBoxで、順次拡大する予定。

 なおHCNETでは、6月12日~14日に千葉県の幕張メッセで開催される展示会「Interop Tokyo 2019」の同社ブースにて、OneID@Adapterを展示する。

OneID@Adapter