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Kofax、RPAソリューションの最新版「Kofax RPA 10.4」を発表

 米Kofaxは3月20日、最新のRPAソリューションとなる「Kofax RPA 10.4」を発表した。新バージョンでは、RPAロボットで代行できる反復的なタスクを発見する「オートマティック・プロセス・ディスカバリー」機能と、Gitバージョン管理システムに基づいた「ロボティック・ライフサイクル・マネジメント」機能を追加した。

 オートメーテッド・プロセス・ディスカバリーは、対象の業務プロセス、アプリケーション、デスクトップや社内外のビジネスアプリケーション、リファレンスサイトを通じて行われる人的操作などのアクションの記録、マッピング、解析を行う。また、既存のプロセスやタスクに関するインサイトを提供し、RPAロボットで代行できる反復的なタスクを見極める。

 日常業務に影響を与えることなくユーザーの操作データを記録し、容量および例外経路解析により、RPAロボットをより迅速かつ正確に設計。複数の複雑なアプリケーションを扱うRPAロボットの設計において、人が持つ創造性や知恵を活用する。

 ロボティック・ライフサイクル・マネジメントは、数百台から数千台ものエンタープライズRPAロボットの展開を管理する、Gitバージョン管理システム(VCS)に基づいた統合型の業界標準機能。VCSは、RPAロボット、スニペット、リソース、スケジュールの管理を支援し、開発、テスト、生産環境などの異なるソース管理リポジトリ間の同期を行う。

 単一の管理コンソールによりエンタープライズ全体のロボット管理を行うことで、費用対効果を最大化。異なるロボットのバージョンを容易に比較して相違点を追跡し、トラブルシューティングに要する時間を大幅に短縮する。また、迅速かつ容易にロボットを比較して相違点を見極め、重複を除外し、RPAロボットの展開に先立ってアプリケーションの競合を回避する。