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ソリトン、CSIRTの構築と運用を支援するサービスを提供

 株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は8日、「サイバーセキュリティ総合支援サービス」の新メニューとして、CSIRT体制の初期構築を支援する「ベストプラクティス・テンプレート」と、構築後の平常時活動を支援する「CSIRT支援サービス」の提供を開始した。

 ソリトンでは、政府機関やメガバンク、重要インフラ企業などはCSIRT専門の組織を持ち、その組織がCSIRT業務に専念できるような体制を構築しているが、一般的な多くの組織では、普段は日常の業務に邁進し、「事案が起きてしまったときに」内外の組織と協力しながら対処するという形態をとっていると説明。

 新たに開始するサービスは、こうした“兼業CSIRT”の状況に配慮し、担当者の作業をやりやすく、効率化するための支援サービスとして提供する。

 「ベストプラクティス・テンプレート」は、兼業CSIRTを初期構築し、事案対処の組織的基盤を整備するための知見とノウハウを集めたテンプレート。テンプレートは、兼業CSIRTにとって最も重要な「体制」と「対処手順」について、サンプル文書や図式で既に作り込んであり、このテンプレートを自分の組織に合わせて書き換え、追記・変更することで、兼業CSIRTの整備・初期構築が可能になるとしている。価格は98万円(税別)。

 「CSIRT支援サービス」は、平常時の活動が停滞しがちな兼業CSIRTに対して、脅威情報の収集や危機対応訓練といった社内リソースでは対応が困難な活動を、ソリトンのCSIRT支援チームが支援するサービス。基本支援として、月次でセキュリティ専門家による脅威報告レポートを作成し、CSIRT支援経験を持つコンサルタントによる報告会を行うセキュリティ脅威報告サービスを提供する。また、インシデント対応訓練サービス(机上訓練)やインシデント対応手順書の改定サービスなどもオプションで提供する。価格は月額35万円から。