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ヴイエムウェア、ネットワーク仮想化プラットフォーム「VMware NSX」の最新版を発表

 ヴイエムウェア株式会社は28日、ネットワーク仮想化プラットフォーム「VMware NSX」の最新版を発表した。ヴイエムウェアでは、最新版となる「VMware NSX-T Data Center 2.4」および「NSX Cloud」の活用により、柔軟性と安全性に不安のあるハードウェアベースのネットワークにとらわれず、あらゆる場所からアプリケーションの接続と保護を実行できるとしている。

 ネットワーク運用担当者に向けては、より簡素化されたネットワークの運用、拡張、セキュリティ対策を提供する。VMware NSX-T Data Center 2.4では、ソフトウェア定義のネットワークの導入に際して、インストールからプロビジョニングまでの時間を数日から数分に短縮し、管理者が行うネットワーク運用を大幅に簡素化。HTML 5で構築された新しいユーザインターフェイスを搭載し、コンフィグレーションタスクの完了までに必要なクリック数やページ遷移数を削減するガイダンスも提供する。

 また、インストールワークフローを自動化するAnsibleモジュールなどのインストールの機能強化も含まれており、1回のAPIコールまたは数クリックで新しいネットワークやサービスをプロビジョニングでき、アプリケーションを中心したソフトウェア定義のネットワークをシンプルな手法で管理できる。

 開発者に対しては、複雑なポリシー適用の処理をソフトウェア上で実行することにより、事前定義と自動デプロイが可能になる“Network Infrastructure as Code”を提供する。NSX-T Data Center 2.4では、JSONフォーマットで記述したコンフィグレーションを使用してネットワークの自動化を簡素化する新しい宣言型APIモデルを搭載。これにより、運用担当者はネットワークコンフィグレーションを自動化して、アプリケーションに重点を置いた包括的アプローチに移行でき、ネットワークコンフィグレーション時に人的ミスを誘発する手間のかかるコマンドリストを使用する必要もなくなるとしている。