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カルビー、画像解析で店頭の棚割を迅速に把握・共有可能に NECのサービスを採用

 日本電気株式会社(以下、NEC)は26日、カルビー株式会社が、NECの「店頭棚割画像解析サービス」を採用したと発表した。カルビーでは2018年12月より、シリアルブランド「フルグラ」を対象として近畿地区でサービス利用を開始しており、2019年5月からの全国展開開始を目標に導入を進めるとしている。

 「店頭棚割画像解析サービス」は、スマートフォンなどで小売店舗の売場にある商品棚を撮影し、その画像を解析して棚の陳列状態をデータ化するサービス。

 カルビーでは従来、店舗営業担当者の目視によって陳列状況の調査を実施していたが、調査工数が増大していたほか、データ化による関係者間での正確な把握を課題としていたという。

 しかしこのサービスを活用することで、店舗営業担当者の調査業務を効率化できるとともに、陳列状況の正確な把握を実現。より具体的な改善施策の検討や、施策後の陳列状況のチェックが可能になるとした。

 なお、2018年5月からカルビー近畿地区で行われた実証では、形状が不安定なため高度な画像認識技術が求められる袋商品でも陳列状況を把握できたことにより、サービスの有効性が確認されたとのこと。

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