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ピー・シー・エーとソフォス、セキュリティにおける協業を開始

 ピー・シー・エー株式会社とソフォス株式会社は25日、ピー・シー・エーが提供する基幹業務クラウドサービス「PCAクラウド」のセキュリティ基盤としてソフォス製品を活用し、セキュリティにおける協業を開始したと発表した。

 PCAクラウドは、ピー・シー・エーが2008年5月から中堅・中小企業および非営利法人向けに提供している基幹業務クラウドサービス。自社サーバーの構築不要で、インターネット経由で基幹業務ソフトを手軽に利用できる。

 ソフォスでは、次世代セキュリティソリューションベンダーとして、ディープラーニング技術をベースとしたAIを活用したエンドポイントセキュリティ「Sophos Intercept X」や、ネットワークセキュリティ「Sophos XG Firewall」が相互に通信することで、セキュリティの自動化を実現している。

 両社では今回の協業により、PCAクラウドを利用している顧客に対して業務運用の安定性の向上とセキュリティの確保を提供できるようになると説明。Intercept XとXG Firewallを連係させた「Synchronized Apps control」を使うことで、XG Firewallは、PCAクラウドアプリケーションがクラウドプラットフォームへ行う通信をピンポイントに捉え、その通信の優先や帯域の確保ができる。これにより、業務を安定的に運用できるとしている。

 また、XG Firewallはアクセスするユーザーを特定することができ、これによりPCAクラウドを使用できるユーザーを制限することが可能になる。例えば、経理部のユーザーのみPCAクラウドアプリを使用できるといった運用が可能となる。

 両社では、中堅・中小企業向けにソリューションを展開するとともに、販売パートナーとの協業に力を入れており、今回の協業においても共同マニュアルを販売パートナーに提供するなど、順次支援を提供していくと説明。また、ピー・シー・エーの中堅企業向け最新シリーズ「PCA hyper」にも対応を予定するとしている。