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テクマトリックス、インターネット分離専用仮想コンテナクライアントソフト「BUFFERZONE Safe Browsing」を販売

 テクマトリックス株式会社は14日、イスラエルBUFFERZONE Security(以下、BUFFERZONE)のインターネット分離(ウェブ分離)専用仮想コンテナクライアントソフトウェア「BUFFERZONE Safe Browsing」を、2月末に販売を開始すると発表した。

 BUFFERZONE Safe Browsingは、クライアント端末上に仮想コンテナを生成するソフトウェアをインストールすることで、指定されたURLサイトに対するウェブアクセスを仮想コンテナ経由のアクセスに強制する製品。不正なウェブサイトにアクセスし、マルウェアに感染したファイルをダウンロードしてしまった場合でも、感染したファイルをコンテナ内に封じ込めることができ、メモリやファイルシステムなどの実領域には一切影響を及ぼさないため、マルウェアの感染とその結果の拡散を食い止めることができる。

 また、仮想コンテナは定期的に再起動されるため、コンテナ内にマルウェアが存在している場合でも、ディスポーザル(仮想コンテナの使い捨て)によって、完全に消去される。

 信頼されるウェブサイトや社内のウェブポータルは、BUFFERZONE Management Serverのポリシー設定により、従来通りブラウザー経由でアクセスが可能。信頼できないウェブサイトは、すべてBUFFERZONE Safe Browsingの仮想コンテナ経由でのアクセスを強制することで、脅威をコンテナ内に封じ込める。

 ウェブ経由でダウンロードしたファイルやメール添付ファイル、リムーバブルメディア内のファイルを実領域に取り込みたい場合は、BUFFERZONEのセキュアブリッジ機能を利用して、テクマトリックス取り扱いのイスラエル製無害化ソフトウェア「VOTIRO 無害化エンジン」に転送、無害なファイルにした上で、クライアント端末内の実領域に保管できる。また、無害化ファイルの取り込みの一連の操作をワンクリックで簡単に実現できる。

 対応OSはWindows 10/7、対応ブラウザーはInternet Explorer 11およびGoogle Chrome。
仮想コンテナ内で実行可能な機能は、ウェブブラウジング、ウェブ経由のファイルのダウンロードおよび編集、リムーバブルメディア内ファイルの編集、Microsoft Outlookネイティブクライアントに対応したメール添付ファイルの開封(6月リリース予定)など。別途、コンテナクライアントソフトにポリシーを配布する管理ソフトウェアが標準添付されて提供される。動作環境は、Windows Server 2012以降。

 価格は、1端末あたり月額1000円から(ベースとなるSafe Browsing 機能および管理ソフトウェア)。テクマトリックスでは、2019年12月末までに製品を300以上の企業、団体に販売する予定。